スーツ姿の男性

好印象を与えることに集中を

就活生に相応しい身だしなみを実現させるためには、正しいスーツの着こなし方を実践するべきです。
よくリクルートスーツは誰も同じように見えてしまうので個性がないと言われていますが、だからと言って個性を出そうと頑張りすぎる必要はありません。

誰もが清潔感のあるキチッとしたスーツスタイルで就活に臨んでいるので、その中でも好印象を与えることに集中することが大切です。

男性におすすめしたい、スーツの着こなし方講座をご紹介します。

ジャケットの着こなし

スーツのジャケットを着用する際にボタンを全て締めているという方も多いですが、実は一番下だけは締めないのが正解です。

全部締めていた方が正しい着こなしなのではないか?開けていた方がだらしなく見えるのではないか?と感じる方も多いですが、一番下のボタンは飾りボタンと呼ばれていて開けておくのが正しい着こなしなのです。

このボタンを締めたままでは、椅子に腰掛けた時ジャケットがシワシワになってしまいます。
そのため一番下のボタンについてはきちんと締めないのが正しいマナーとされているのです。

ちなみに、2つボタンは一番上を締めますが、3つボタンの場合は真ん中だけを締めることになります。

ジャケットのサイズにも注意が必要です。
大きすぎても、小さすぎても格好悪く見えるため、調度良いサイズに調整することをおすすめします。

着丈はお尻が隠れる程度の長さに調整しますが、袖丈はどのくらいが調度良いのかわかりにくいものです。
ジャケットの中に着ているシャツがだいたい1センチ5ミリ位を目安に見えるくらいが調度良いです。

ジャケットのポケットには何も入れておかないようにしてください。
緊張しそうなのでポケットにハンカチを忍ばせておきたいという場合に取り出しやすいジャケットのポケットを使うのはNGです。

正しいのは持参しているかばんに入れておくことです。
ジャケットのポケットは飾り、デザインの一部として考えるようにしてください。

参考:ビジネスでスーツを着る際のハンカチのマナー

見えない部分にも気遣いを

スーツの着こなしだけに注目した結果、見落としてしまう部分もあるため注意が必要です。
まず注意したいのがソックスで、面接時にはかなり目立ってしまう部分になります。

面接時に椅子に座るとソックスがズボンの裾から見えやすくなります。
この時に足首までのソックスや、白い靴下などを履いているとかなり目立って不格好に見えます。
パンツや靴の色に合わせることが大切です。

もう一つ注意したいのがベルトです。
どうせスーツのジャケットを着用したままだから、ベルトの色やデザインは見えないからどうでも良いと考えるのは大きな間違いです。

ベルトもソックスと同様でシューズに色を合わせるようにすると良いでしょう。