PCのキーボード

手軽な連絡ツールでも正しいマナーを

就活中には志望している会社と連絡を取り合う機会が多くなります。
まだ書類選考や面接試験も受けていない状況なのに、連絡を取り合っている段階で印象を悪くする可能性を秘めているのがメールです。

メールは手軽に連絡を取り合えるツールという反面で、普段から活用しているからこそ日頃のボロが出やすいものです。
就活時のメールのマナーをきちんと守らなければ、どんなに学校の成績が良くても採用を得るチャンスを逃してしまうかもしれません。

友達にメールを送るような感覚でメールを書くのは絶対にNGです。
あらためて、正しいメールの書き方を確認しておきましょう。

参考:10分で書ける!就活時のメールの書き方と返信のテンプレ

メールの構成について

就活時のメールは一般的なビジネスメールの体裁をきちんと守ることが大切です。
ビジネスメールは正しい構成を心がけなければいけないため、いきなり本題だけを記載して送信するのはもってのほかです。

大まかな構成としては、件名と宛名、挨拶文、本文、署名という流れになります。
件名は、何のメールなのかひと目でわかるように記載するメールのタイトルになります。

あまり長々と記載する必要はありませんが、短すぎても内容が伝わりにくくなります。
調度良い長さの件名になるように心がけてください。

宛名については送る相手の名前だけでなく、会社名と所属している部署も記載することが基本です。
一人ひとりにメールアドレスが割り当てられている会社がほとんどですが、中には一つのアドレスを社員で共有している場合もあります。

メールを開封して確認してもらいたい人の担当者名をきちんと記載することが大切です。

いきなり本題に入るのも失礼なので、まずは挨拶と自己紹介をします。
特に初めてメールのやり取りをする場合には必ず自己紹介をするように心がけてください。

その後本題に入りますが、最後には必ず結びの言葉として「何卒よろしくお願いします」「今後共よろしくお願いします」などを入れてください。

そしてメールの最後には署名を入れますが、個人名だけでなく大学名や電話番号、メールアドレスも記載してください。

注意が必要な点

メールは読みやすさを重視して書くことが大切です。
一文が長々と続くほど読みにくさを感じるため、適度な長さで改行をしてください。
調度良い改行のタイミングとしては、30文字程度を目安にしましょう。

先方からメールが送信されてきたら、できるだけ早く返信することが大切です。
返信が遅くなるほどルーズな性格だと判断されて、仕事ができない人なのではないかとレッテルを貼られてしまいます。

メールに気付いたら最低でも5分から10分以内には返信できるように準備しておきましょう。
このようなほんの少しの気配りが、良い印象を与えるカギになるのです。