試験を受ける学生

国立大学について

志望校を決めるにあたり、国立もしくは私立に行くか悩む人も多いでしょう。
そもそも国立大学とは、名前の通り国が設置した大学です。

授業料は私立大学に比べて安いといわれており、理系や文系によって学費の高さも異なります。
理系の場合、授業料とは別で実験実習に使用するお金や、施設設備が発生するため文系よりも高めです。
大学によって学費の高さは違ってくるため、志望校を選ぶ際は金額を必ずチェックしましょう。

また、全国にある大学の比率は、私立大学が約600校に対し、国立大学は約80校と校数が少なめです。
試験科目では私立が3~4科目、国立大学の場合は5教科7科目が求められます。私立大学によっては1科目と、科目数自体が少ないところも。
国立大学の試験はセンター試験+個別試験の点数で合否が決まります。

新潟大学の特徴

新潟大学の大きな特徴は、総合大学ならではの10の学部があることです。
人文学部や教育学部、理学部、医学部、農学部とさまざまな学部が設置されています。

そのなかでも最近新しくできた学部が創成学部。
学生自身が自身のキャリアをイメージしたうえで、興味ある分野や自分の課題・目標に向かって学修するプログラムを提供しています。
あらかじめ決められた内容ではなく、自分の目標達成に向けて学修を行うので、これまでの大学にない新しい学科といえるでしょう。また、文科系や体育系、同好会といったサークル活動が盛んであることもポイントです。

豊橋技術科学大学の特徴

愛知県にある豊橋技術科学大学は、通称「技術大」「豊技大」ともよばれています。
1976年に開学した学校で、機械系はもちろん、電気・電子情報、情報・知能といった、専門分野を学べるのが特徴です。

学部1年次から大学院進学を見据えた授業を行うのも大きなポイント。
単位認定の基準が高く設定されているだけでなく、授業のレベルも高いといわれています。

らせん型教育と呼ばれる学修システムを採用しており、
1、2年次では基礎的な分野を学び、3、4年次では基礎を土台とした専門学修を学びます。

文科系・体育系サークル活動のなかでも、とりわけ注目すべき活動はロボコン同好会。大学ロボットコンテストで優勝した実績もあります。機械・電気系分野について深く学びたい、ロボットについて興味がある人に最適の大学です。

信州大学の特徴

信州大学の大きな特徴は、大学卒業後教員になった人が多くいることです。
教育学部のカリキュラムは、現代教育コース・野外教育コースはじめ、合計14コースの幅広さを持つのが特徴。
児童・生徒の成長や発達過程で生じる問題に対し、柔軟かつ迅速に対応できる教員を目指します。

1年次から子どもたちとふれ合える体験を設けているのも魅力の一つです。子どもの行動や心の動き、教育の重要性を学びます。
教育学部では小・中・高の免許はもちろん、幼稚園教諭の免許取得ができるため、幼稚園で働きたいという人も、志望校の一つとして視野に入れていいかもしれません。

また、人文学部や法学部のほかに、繊維学部といった斬新な学部もあります。
ファイバー工学分野に関する基礎的な知識だけでなく、研究を実施するところです。
現在約50ヵ国の大学や研究機関と連携しつつ、新しい技術を生み出す働きをしている学部として注目を集めています。